TOPへ

肝臓・胆嚢内科

当院では肝臓の疾患・症状にも対応しています

肝臓・胆嚢内科│うつぼ公園ひらやま内科・内視鏡クリニック大阪当院では、肝臓に関連するさまざまな疾患や症状に対応しています。肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝臓がんなど、肝臓に関する疾患は多岐にわたりますが、どれも早期発見と適切な治療がとても重要です。症状に合わせた診療と検査、治療を行いますので、気になることがあればいつでもご相談ください。



肝臓・胆嚢の働きについて

肝臓の働き

肝臓の働き-肝臓・胆嚢内科│うつぼ公園ひらやま内科・内視鏡クリニック大阪肝臓は体の中で一番大きな臓器で、さまざまな重要な役割を担っています。
以下がその主な機能です。

代謝機能

肝臓は、糖質、脂質、タンパク質を管理し、体がエネルギーを効率よく使えるように調整しています。たとえば、食事から得た糖を肝臓に蓄え、必要に応じて血糖値を安定させます。また、脂肪の分解やコレステロールの合成も行います。

解毒作用

有害物質やアルコール、薬などを分解して無毒化する機能も肝臓の仕事です。体に不要なものを、体外へ排出する手助けをしてくれます。

胆汁の生成

肝臓は、消化に必要な胆汁を生成します。胆汁は、脂肪を消化・吸収するために不可欠であり、主に脂肪を分解し、腸内での消化を助ける働きを持っています。

ビタミンやミネラルの貯蔵

肝臓は、ビタミンA、D、E、K、B12や鉄分、銅などのミネラルを蓄えることができます。これにより、体が必要とする時に適切な量を供給する役割を果たしています。

胆嚢の働き

胆嚢の働き胆嚢は、肝臓が作った胆汁を一時的にためておく小さな臓器です。以下のような役割があります。

胆汁の蓄積と濃縮

胆嚢は、肝臓から分泌された胆汁を濃縮して蓄え、食事のときに消化を助けます。

脂肪の消化を促進

食事の際、胆嚢が収縮し、濃縮された胆汁を腸に送り出します。これにより、体は脂肪を効率よくエネルギーとして使えるようになります。

肝臓が悪いと現れる症状

肝臓が悪いと現れる症状肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、症状が現れにくい特徴があります。そのため、気づかないうちに病気が進行していることがあります。以下のような症状が見られたら、肝機能が低下している可能性があります。

倦怠感(だるさ)

肝機能が低下すると、毒素が体にたまり、だるさや慢性的な疲労を感じやすくなります。

黄疸(皮膚や目が黄色くなる)

肝臓がビリルビンをうまく処理できなくなると、皮膚や白目が黄色くなる黄疸が発生します。

むくみ(特に足や顔)

肝臓の機能が低下すると、体内の水分バランスが崩れ、むくみが足や顔に現れることがあります。

食欲不振や吐き気

肝臓の障害によって消化機能が低下し、食欲不振や吐き気、消化不良が起こることがあります。

腹部の膨満感(腹水)

肝機能の低下により、腹腔内に液体がたまり、腹部が膨らむことがあります。

胆嚢が悪いと現れる症状

胆嚢の機能が低下すると、以下のような症状が現れることがあります。

右上腹部の痛みや不快感

胆石や胆嚢炎がある場合、特に食事後に右上腹部に痛みや不快感を感じることがあります。痛みが背中や右肩に広がることもあります。

吐き気や嘔吐

胆嚢の機能が低下すると、消化がうまく進まず、吐き気や嘔吐が引き起こされることがあります。

黄疸(皮膚や目が黄色くなる)

胆汁の流れが妨げられ、ビリルビンが体内に蓄積することで黄疸が現れることがあります。

消化不良や脂肪便

胆汁がうまく分泌されないと、脂肪の消化が不十分になり、脂肪便が出ることがあります。これは、便が軽く油っぽいのが特徴です。

肝臓の主な疾患

肝炎(急性・慢性)

ウイルス感染やアルコールの過剰摂取などが原因で肝炎が発症します。特にB型肝炎やC型肝炎は慢性化しやすく、長期間放置すると肝硬変や肝臓がんに進行するリスクがあります。

脂肪肝

肝臓に脂肪が過剰に蓄積した状態です。肥満や糖尿病、アルコール摂取が原因となることが多く、進行すると非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)やアルコール性肝炎となり、肝硬変や肝臓がんのリスクが高まります。

肝硬変

肝臓の細胞が破壊され、肝臓が硬くなって機能しなくなる疾患です。肝炎ウイルスやアルコール、脂肪肝などが原因として挙げられます。

肝臓がん

肝臓がんは、慢性肝炎や肝硬変から発症することが多い疾患です。早期発見が難しいため、定期検査が大切です。

胆嚢の主な疾患

胆石症

胆嚢内に胆石が形成される疾患です。胆石が胆管に詰まると激しい右上腹部の痛みや吐き気が現れることが多く、食後に特に悪化します。

胆嚢炎

胆石や細菌感染による胆嚢の炎症です。急性胆嚢炎は激しい痛みや発熱、黄疸が現れることがあり、早急な治療が必要です。

胆嚢ポリープ

胆嚢内壁にできる腫瘍で、良性のことが多いですが、一部はがん化するリスクがあります。

胆管炎

胆汁の流れが阻害されることで起こる胆管の炎症です。発熱や黄疸を伴い、重篤な場合は敗血症のリスクもあります。

胆嚢がん

胆嚢内壁に発生する悪性腫瘍で、早期には症状が出にくく、進行が早いことが特徴です。

肝臓・胆嚢疾患の予防と定期検診の重要性

肝臓や胆嚢の健康を守るためには、日々の生活習慣がとても大切です。健康的な食事と適度な運動を取り入れ、特にアルコールの過剰摂取や脂肪の多い食事は控えるよう心掛けましょう。

また、肝臓や胆嚢は症状が現れにくい臓器ですので、定期的な検診が非常に重要です。当院では、超音波検査や血液検査を行い、早期発見に努めています。

肝臓や胆嚢に不安がある方や、定期的なチェックを希望される方は、ぜひお気軽にご相談ください。早めの対応が、長期的な健康を保つポイントです。